令和6年7月3日より新しい紙幣の流通が始まりました。
早速この目で見てみようと地元銀行で1万6千円分引き出してみましたが、残念ながらすべて旧紙幣でした。1万円札、5千円札、1千円札のそろい踏みを見たかったのですが・・・。同じように考えた人も多かったのか、いつもより銀行を訪れる人が多かったように思います。
7月10日、所用でいった肥後銀行鏡支店で行員の方に新紙幣のことを何となく相談してみると、こちらの用紙に記入して下さい、とのことでした。写真がその時の新紙幣です。テレビでは何度も見ていますが、実際手に触れてみると何とも不思議な感じです。数字が大きい、ホログラムがしゃれている、謎の斜め線が気になる、といった感想を持ちました。
新一万円札が渋沢栄一の肖像と東京駅丸の内駅舎、新五千円札が津田梅子の肖像とフジ(藤)、新一千円札が北里柴三郎の肖像と富嶽三十六景神奈川沖浪裏です。渋沢栄一は幕末から明治、大正という変革期にあって私心なく創造的な功績を数えきれないほど挙げた方。北里柴三郎は予防医学で創造的な功績を多数挙げられた方。津田梅子は津田塾大学の創設につながる女子教育の先駆者となった方で、いずれも各分野のパイオニアとして活躍されました。閉塞感漂う今の時代、パイオニア待望の時代にふさわしい顔だと思います。
新紙幣に変わるのは2004年以来の20年ぶりですが、1万円札が聖徳太子から福沢諭吉に代わったのは1984年からですから、なんと40年ぶりとなります。その時のことを考えると、私も17歳であったせいか、新しい時代が始まるような、とてもワクワクしたような気がします。残念ながら今回は新紙幣を見ても沸き立つものが少し足りない感じですが、若い人たちは新紙幣を見て新たな気持ちでパイオニアとなってくれることでしょう。
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